はいすくーる仁義(9)
孤児院で小さい子供たちの面倒みている若菜瑠璃子に一目惚れした情二は、白鳥先生そっちのけで、孤児院に通う毎日。
そんなある日、情二は悪徳不動産屋に嫌がらせをされている瑠璃子を助けるが、それがきっかけで後日瑠璃子がさらわれてしまう。
瑠璃子を助けに向かった情二を待ち受けていたのは、悪徳不動産屋と50人近いチンピラだった。
次々とチンピラどもを倒していく情二だったが、最後に残った一人は太極拳の使い手だった。
ヤクザであることがバレ、情二は瑠璃子に孤児院への出入りを禁止される。
そして、孤児院も地上げ屋に奪われることになった。
瑠璃子のことを心配した孤児院の子供たちは、情二に助けを求めてきた。
孤児院を取り戻す条件として、情二は地上げ屋と手を組み、金持ちたちが集う地下プロレスへ出場することにする。
だがそこには予想以上の強者たちが待ち構えていた。
地下プロレス・パンクラチオンに出場した情二は、決勝まで勝ち上がった。
だが、決勝の相手である亜門はこれまでの相手とは比べものにならないほどの強者だった。
そして、亜門の繰り出した禁手・斬割顔で眉間を割られた情二は、ついに瀕死の状態に陥る。
そんな情二を救ったのは、瑠璃子と子供たちだった。
よみがえった情二は、再び亜門に立ち向かっていくのだが…情二の生徒で、舎弟3人組の一人・守が新興宗教のマントラ教に入会し学校へ来なくなってしまう。
守を取り返すためにマントラ教の本部に乗り込む情二だったが、正等覚者なる恐るべき呪文の使い手にやられてしまう。
情二は洗脳されたふりをして弟子入りし、パッシュパティなる戦士長に任命される。
だが、ようやく呪文の秘密を探りあてた情二は、ついに正等覚者への復讐の時を迎える。
情二の親友で広島弁天組の赤井一牙が出所してきた。
かつては、西の安芸、東の赤井と恐れられた広島ヤクザ最強のコンビだったが、二人の間の行き違いもあって赤井は刑務所に入っていた。
自分が刑務所に入ったのは情二が裏切ったからだと、赤井は情二への復讐を誓い白鳥先生を誘拐する。
白鳥先生を助けに向かった情二は、赤井との再会を果たすのだが…。
そこには大きな罠が待ち受けていた!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60008083